日本内科学会雑誌
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IV. 造血障害による貧血
1. 再生不良性貧血・赤芽球癆
寺村 正尚
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2006 年 95 巻 10 号 p. 2030-2035

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抄録

再生不良貧血は免疫抑制療法および造血幹細胞移植の進歩により, その予後は著しく改善している. 重症例に対する免疫抑制療法については抗胸腺細胞グロブリンとシクロスポリンの併用療法が標準的治療法として確立している. 一方, 造血幹細胞移植については, 移植法の進歩によりその移植適応範囲が拡大している. 赤芽球癆に関しては, 免疫抑制療法, とくにシクロスポリンの投与により, 長期寛解維持が可能であることが明らかになりつつある.

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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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