95 巻 (2006) 4 号 p. 671-676
偽性アルドステロン症は, 甘草 (グリチルリチン酸) の慢性摂取により, 高血圧, 低カリウム血症, 低レニン血症, 低アルドステロン血症を呈する. 発症機序は, グリチルリチン酸が11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ2型 (コルチゾール代謝酵素) 活性を阻害し, 内因性コルチゾールによるミネラルコルチコイド受容体の活性化による. 詳細な問診と, 尿中テトラヒドロコルチゾール+アロテトラヒドロコルチゾール/テトラヒドロコルチゾン比高値が有用である.