愛媛大学大学院病態情報内科学
2007 年 96 巻 1 号 p. 4-8
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本態性高血圧は病因が単一でなく,遺伝的素因と環境因子との相互作用により発症すると考えられている.様々な遺伝子解析の結果から,高血圧発症に関わる遺伝子候補が同定されているが,遺伝子そのものが血圧を上昇させるよりも,環境による昇圧反応の程度が遺伝的に決定されていることが明らかとなってきた.その環境因子の中で,食塩の過剰摂取やストレスが重要視されており,最近ではインスリン抵抗性の関与が注目されている.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら