日本内科学会雑誌
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I.新しい検査の意義と使い方
1.抗核抗体
高崎 芳成
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2007 年 96 巻 10 号 p. 2124-2131

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抄録

抗核抗体(ANA)は細胞の核成分に対する自己抗体の総称で,膠原病を中心とする自己免疫疾患で高率に検出される.特異な疾患および病像との関連,さらに疾患活動性との相関を認めるものもあり,日常診療の場において有用な情報を提供する.ANAの測定には多くの異なる方法があるが,その結果を的確に解釈するためには,個々の抗体の特性を良く理解した上で,各症例の臨床症状を勘案しながら最終的な判断をする必要がある.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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