京都大学大学院医学研究科臨床免疫学
2007 年 96 巻 10 号 p. 2132-2137
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近年,関節リウマチ(RA)においてシトルリン化蛋白に対する自己抗体が注目されている.特にシトルリン化ペプチドを人工的に環状化した抗原を用いた自己抗体測定法(抗CCP抗体)は,RAにおける感度・特異度に優れ,早期診断の指標や関節破壊の予後予測因子としての可能性が報告されており,RAの新たな診断マーカーとして臨床応用が進んでいる.シトルリン化蛋白はRAにおける免疫異常の主要なターゲットと考えられ,RAの病因との関連が注目される.
日本内科学会会誌
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