佐賀大学看護学科成人・老年看護学講座
2007 年 96 巻 10 号 p. 2206-2213
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成人Still病は原因不明の全身性炎症性疾患であり,発熱,関節症状,皮疹,炎症所見,高フェリチン血症等を特徴とする.山口らの分類基準が診断に有用であるが,確定診断には他の熱性疾患を十分に除外する.基本的治療薬はステロイドであり,治療抵抗例にはメトトレキサートやシクロスポリン等の免疫抑制薬が,また近年は生物学的製剤が有効とされる.一般に予後は良好であるが,マクロファージ活性化症候群の合併は重症化しやすい.
日本内科学会会誌
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