自治医科大学呼吸器内科
自治医科大学病理学講座
2007 年 96 巻 10 号 p. 2288-2290
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症例は67歳,男性.胸部画像所見で多発性の浸潤影を認め,経気管支肺生検で閉塞性細気管支炎・器質化肺炎(BOOP)様病変と診断した.プレドニゾロンの漸減によって肺浸潤影の再燃を認め,約2年半後に皮疹や神経炎など多彩な臨床症状が出現し,皮膚生検で動脈の壊死性血管炎の所見も認めたため結節性多発動脈炎と診断した.BOOP様肺病変が血管炎症候群に先行することは稀であり貴重な症例と考えられた.
日本内科学会会誌
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