日本内科学会雑誌
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V.慢性腎臓病と各種疾患
7.高尿酸血症
大野 岩男細谷 龍男
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2007 年 96 巻 5 号 p. 922-927

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抄録

痛風腎の発症・進展機序としては,高尿酸血症,高尿酸尿症,酸性尿からくる慢性間質性腎炎と腎硬化症の両者が関連して形成されると考えられる.高尿酸血症は,動物実験では尿酸塩沈着を介さずに腎疾患の発症・進展に病因的な役割を演じているとされ,またIgA腎症の腎機能予後不良に関する危険因子である.高尿酸血症治療は,痛風の腎障害の予防・治療に重要であり,また慢性腎臓病の進展を抑制する可能性がある.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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