日本内科学会雑誌
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今月の症例
抗IL-6レセプター抗体(tocilizumab)が著効した肺野病変主体のCastleman病の1例
大納 伸人藤山 小百合大井 正臣原口 浩一徳永 雅仁魚住 公治坪内 博仁
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キーワード: Castleman病, 肺病変, tocilizumab
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2007 年 96 巻 5 号 p. 988-990

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抄録

症例は52歳,男性.労作時の息切れで発症した.胸部X線検査とCTで肺野の異常を指摘されたが,リンパ節腫脹はなかった.持続性のCRP高値,血清IL-6レベルの上昇,多クローン性高γ-グロブリン血症,貧血を認め,胸腔鏡下肺生検と前斜角筋リンパ節生検でCastleman病(形質細胞型)の診断を得た.肺病変主体のCastleman病の報告はないが,本例は抗IL-6レセプター抗体(tocilizumab)が著効し,CRPは陰性化し,貧血は改善し正常化した.肺病変もやや改善している.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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