日本内科学会雑誌
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今月の症例
リウマチ熱心筋炎による心不全と考えられた維持透析患者の1剖検例
三村 維真理崔 啓子西 隆博三瀬 直文多川 斉森 正也原 和弘杉本 徳一郎
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2007 年 96 巻 7 号 p. 1479-1482

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抄録

患者は糖尿病性腎症から末期腎不全となった70歳,男性血液透析症例.約4年前から肺水腫を伴う心不全を繰り返し,虚血性心疾患に対して経皮的冠動脈形成術を受けている.2年4カ月前に透析導入となった.今回,溢水のため入院し除水強化で心不全は一時的に改善したが,原因不明の発熱と炎症反応上昇により心不全は再び増悪し死亡した.剖検で心筋内にAschoff結節が散在し,リウマチ熱による心筋炎が心不全の悪化に関与したと考えられた.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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