日本内科学会雑誌
III.薬物副作用による神経・筋障害
2.抗パーキンソン薬の副作用
服部 信孝
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96 巻 (2007) 8 号 p. 1614-1620

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抄録

パーキンソン病の生命予後は,levodopaの導入により劇的に改善している.一方で,levodopaの長期使用による運動合併症状も明らかにされ,特にwearing offやlevodopa-induced dyskinesiaの出現が問題になりドパミン作動薬が登場し,その運動合併症状を如何に抑えるかが治療上の中心となってきた.一方で,ELLDOPA Studyが報告され,levodopa自体における神経毒性は否定された.更にMAO(monoamine oxidase)阻害剤が登場し,進行阻止剤の可能性が近年頓に注目されてきている.しかしながら,完全無比なる治療薬は存在せず,臨床医はその副作用についても十分熟知する必要がある.治療薬のメリットデメリットを秤に掛けて治療することが最も重要と考える.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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