日本内科学会雑誌
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III.薬物副作用による神経・筋障害
5.薬物乱用頭痛
柴田 護鈴木 則宏
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2007 年 96 巻 8 号 p. 1634-1640

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抄録

薬物乱用頭痛は日常臨床で稀ならず遭遇する疾患であり,鎮痛薬を服用している慢性頭痛患者を診察する際には,服用回数や服用量の詳細な聴取が必要である.診断には画像診断による器質性疾患の除外を慎重に行う.起因薬剤の中止により頭痛は軽快するか薬物乱用前のパターンに戻る.治療に際しては起因薬剤中止後の初期に起こる反跳頭痛への対処法や再度薬物乱用に陥らせないための方策を知っておくことが肝要である.最近の動向としてトリプタンによる薬物乱用頭痛の増加が問題になっている.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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