東京都立駒込病院脳神経内科
2007 年 96 巻 8 号 p. 1641-1645
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悪性腫瘍の治療中に化学療法剤の副作用として出現する薬剤性白質脳症は,疾患の予後を左右する重要な副作用であり,早期にその症状を把握して対処する必要がある.画像診断の発達により診断が以前より容易となったが,症状からは悪性腫瘍の転移や中枢神経感染症と鑑別を要することもあり,原因薬剤や臨床症状の特徴を知り,予防を含めた早期対応が望ましいと考えられる.ここでは化学療法剤以外の原因薬剤も含めて概要を述べる.
日本内科学会会誌
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