日本内科学会雑誌
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今月の症例
可逆性気管支狭窄を呈した高齢発症の破傷風の1例
荻野 信佐々木 直長谷川 泰弘大重 雅寛宮澤 輝臣
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2008 年 97 巻 1 号 p. 138-140

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抄録

軽微な擦過傷を契機に破傷風を発症し,その第3期に両側主気管支の高度狭窄を呈した83歳女性例を報告した.気管支狭窄は破傷風の治療とともに完治し,破傷風の自律神経過剰興奮によるものと考えられた.呼吸困難を合併する破傷風患者では,気管支狭窄を念頭においた評価が望まれる.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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