日本内科学会雑誌
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I.関節リウマチ
1.検査と診断の進歩
山本 一彦
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2008 年 97 巻 10 号 p. 2380-2386

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抄録

関節リウマチ(RA)は早期より関節破壊が進むこと,早期の治療開始がそれを抑止しうることなどから,早期の診断が重要である.しかし,診断の基本であるアメリカリウマチ学会の分類基準は早期における感度が高くない.鑑別すべき疾患は多くあり,臨床所見,血清学的検査,画像所見を組み合わせ,関節破壊の進行が予想される症例を把握する必要がある.治療開始後も,治療効果,副作用の有無を定期的にチェックし,治療薬の継続,変更を常に考慮し,治療の目標である寛解を目指すことが求められる.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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