日本内科学会雑誌
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II.その他の関節疾患
1.痛風,偽痛風の治療
谷口 敦夫鎌谷 直之
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2008 年 97 巻 10 号 p. 2424-2429

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抄録

痛風と偽痛風は総合診療においても頻度が比較的高く,重要な疾患である.これらの疾患はいずれも関節内の結晶を原因とする.痛風は尿酸塩結晶,偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶により引き起こされる.主な臨床症状は急性関節炎である.痛風,偽痛風ともに治療の主体は抗炎症薬である.痛風の場合は,高尿酸血症が病態の基盤であるので,関節内の結晶を枯渇させるために高尿酸血症の是正が有効である.偽痛風の場合はピロリン酸カルシウム結晶沈着の機序がいまだ不明であるので,関節炎に対する対症療法が中心となる.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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