日本内科学会雑誌
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今月の症例
長期にわたるRaynaud症状が発見の契機となった異所性胸腺癌の1例
森島 淳仁前田 恵治安藤 麻衣子中原 英子栗谷 太郎五十嵐 敢武元 浩敏大西 直岡本 茂
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2008 年 97 巻 10 号 p. 2546-2548

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抄録

症例は64歳,男性.某病院にて数年間続くRaynaud症状の経過観察を受けていたが,発熱・食欲不振を主訴として当院に入院となった.胸部X線・CTにて後上縱隔に腫瘤影を認めた.外科にて腫瘍摘出および右上葉部分切除を施行したところ,異所性胸腺癌であることが判明した.手術後数年継続していたRaynaud症状が寛解したことより,この患者のRaynaud症状は腫瘍随伴症候群であると考えた.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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