奈良県立医科大学附属病院感染症センター
2008 年 97 巻 11 号 p. 2668-2672
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MRSAは,代表的な院内感染の原因菌として数十年にわたり研究が重ねられてきた.それにも関わらず,その分離頻度は増加の一途をたどり,市中においても強い毒性を持つ市中感染型MRSAが出現してきている.また,様々な抗菌薬の開発にも関わらず,依然としてMRSA感染症の予後は不良であり,バンコマイシンの感受性が低下したMRSAも増加している.従来の感染対策・感染症診療の限界を知り,新たな一歩を踏み出す時期に来ている.
日本内科学会会誌
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