和歌山県立医科大学第二内科
2008 年 97 巻 12 号 p. 2943-2950
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消化管関連の検体検査では,Helicobacter pylori感染診断法のガイドライン化など着実な歩みを見せている.特に血清ペプシノゲン等により,胃癌ハイリスク群の同定が可能になったことは特筆に値する.一方,便潜血検査による大腸癌スクリーニングは,死亡率減少効果を有する有効な方法であるが課題も多い.腫瘍マーカーは,消化管癌スクリーニングには有用ではないが,治療効果判定,転移・再発予測など臨床上,重要な指標を提供する.
日本内科学会会誌
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