日本内科学会雑誌
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今月の症例
広範な肺·胸膜壊死を伴った劇症型溶血性連鎖球菌感染症の1例
佐藤 俊阿部 諭史関根 聡子渡邉 香奈斎藤 純平塚田 泰彦石井 妙子谷野 功典石田 卓棟方 充
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2008 年 97 巻 2 号 p. 420-422

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抄録

症例は66歳男性.溶血性連鎖球菌感染症と診断された孫と接触後に発熱·左背部痛·喀血が出現,ショック状態となり入院.胸部CTにて左肺に肺炎像と胸水貯留像を認め,細菌学的検索から劇症型A群β溶連菌毒素性ショック症候群と診断した.直ちに気管支鏡による止血,エンドトキシン吸着療法等を施行し呼吸·循環動態は一時改善したが,左膿胸と右肺炎を併発し永眠された.剖検では左肺の広範な壊死所見と胸膜面の痩孔を認めた.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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