日本内科学会雑誌
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今月の症例
頸部リンパ節結核治療中に合併した結核性浅大腿動脈仮性動脈瘤の1例
三木 誠鈴木 幸正清水川 稔岡山 博佐藤 正俊石川 哲子佐藤 成渡辺 徹雄関根 祐樹
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2008 年 97 巻 5 号 p. 1086-1089

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抄録

概要 肺外結核の中で,結核性動脈瘤は稀な疾患である.症例は69歳,女性.左頸部の腫瘤を認め,浸出液のPCR検査にて結核菌が陽性であり,頸部リンパ節結核と診断.isoniazid(INH),rifampicin(RFP),ethambutol(EB),pyrazinamide(PZA)で治療を開始した.治療経過観察中に右鼠径部が急激に腫脹し,CT検査で右浅大腿動脈仮性動脈瘤の診断がつき,人工血管を用いた動脈再建術を施行した.仮性動脈瘤内容液から結核菌が証明され,結核性動脈瘤の診断が確定した.現在のところ,再発を認めない.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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