名古屋大学腎臓内科
2008 年 97 巻 5 号 p. 971-978
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
腎疾患,特に急性腎疾患ではより早期に障害を特定し治療を開始することが重要であるが,腎機能評価のスタンダードである血清クレアチニンの上昇は,腎不全の確立を特定するにほかならない.尿細管障害の鋭敏な指標として,尿中尿細管酵素,低分子量蛋白である尿中NAGや尿中β2ミクログロブリンが,海外ではα1ミクログロブリンが用いられている.急性腎障害をより早期に特定し治療成績を改善するべく,新たな優れたバイオマーカーの研究・開発が急がれている.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら