日本内科学会雑誌
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II.炎症性腸疾患の病理・病態生理
3.腸内細菌叢の役割
安藤 朗藤山 佳秀
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2009 年 98 巻 1 号 p. 25-30

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抄録

腸内細菌叢を標的とした持続的T細胞活性化が,炎症性腸疾患の病態形成において重要な役割をはたしている.しかし,腸内細菌の多くが難培養菌からなり,従来の培養法を用いた解析法ではその全容を捕らえることは困難であった.16SリボゾームRNA(DNA)を標的とした分子生物学的解析法の進歩により,ようやく腸内細菌叢の全容解析が可能となり,その変化が明らかになりつつある.ここでは,炎症性腸疾患の病因,病態における腸内細菌叢の役割について最近の知見を中心に述べる.

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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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