日本内科学会雑誌
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V.Crohn病の管理・治療
2.抗サイトカイン療法
伊藤 裕章
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2009 年 98 巻 1 号 p. 88-93

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抄録

Crohn病の病態では炎症性サイトカインが重要な役割を果たしている.抗体を用いてこれをブロックするCrohn病の新薬開発が始まった.最初に承認されたのが抗Tumor necrosis factor-α(TNF-α)抗体インフリキシマブである.欧米では他の抗TNF-α抗体も承認された.また他のサイトカインを標的にした新薬開発も行われている.これらの治療薬はCrohn病の自然史を変えられると期待されている.

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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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