日本内科学会雑誌
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IV.HIV感染症とエイズの診断基準
IV.HIV感染症とエイズの診断基準
味澤 篤
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キーワード: HIV感染症, AIDS, 急性HIV感染
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2009 年 98 巻 11 号 p. 2767-2773

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抄録

HIV感染症は,抗体+抗原による第4世代のスクリーニングキットが使用されるようになって,感染後2~3週間で陽性が判明するようになった.しかしスクリーニング検査では必ず偽陽性が生じるので,確認検査としては,WB法+RT-PCR法が用いられている.WB法は急性感染期には陰性となってしまうために,RT-PCR法でのHIV-RNA量測定が必要となる.一方AIDSは,HIV感染者が,エイズ動向委員会で定められた23の疾患もしくは状態と判定された場合に診断される.

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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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