九州大学大学院病態制御内科
2010 年 99 巻 1 号 p. 56-61
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慢性膵炎の治療は病期で異なり,代償期では,反復する再燃と疼痛予防が主体であり,過度の膵刺激を避ける食事療法,蛋白分解酵素薬を中心とした薬物療法が重要である.非代償期では消化吸収障害および膵性糖尿病のコントロールが重要であり,低栄養状態を避けるため,適切な量の脂肪摂取をさせた上で,十分量の消化酵素薬を投与する.そのうえで糖尿病に対するインスリン量などを決定する必要がある.
日本内科学会会誌
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