日本内科学会雑誌
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V.感染症予防と対策
1.高齢者肺炎・誤嚥性肺炎
大類 孝海老原 孝枝荒井 啓行
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2010 年 99 巻 11 号 p. 2746-2751

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抄録

高齢者肺炎の大部分が誤嚥性肺炎であり,その危険因子として脳血管障害および脳変性疾患に伴う不顕性誤嚥が重要である.不顕性誤嚥は大脳基底核病変を有する人に多く認められる.ACE阻害薬,アマンタジン,シロスタゾール,半夏厚朴湯,葉酸,モサプリドなどの不顕性誤嚥の予防薬は,ハイリスク高齢患者において肺炎の予防効果を有する.また,カプサイシン,メンソール,黒胡椒アロマセラピーも嚥下機能の改善効果を有し,肺炎の予防効果が期待される.

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© 2010 一般社団法人 日本内科学会
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