仙台赤十字病院呼吸器科
仙台赤十字病院整形外科
結核研究所抗酸菌レファレンスセンター
2010 年 99 巻 4 号 p. 825-827
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症例は62歳,女性.肺結核疑いにて入院.喀痰抗酸菌塗抹検査陽性であったが,結核菌PCR検査では陰性.抗結核薬による治療開始後も抗酸菌培養検査陽性が続いた.DDH法では菌種を同定できず,16SrRNA,rpoB,hsp65の遺伝子からM. septicumであることが判明し,肺非結核性抗酸菌症診断に関する指針の診断基準を満たしたため,肺非結核性抗酸菌症の診断に至った.現在まで報告はなく,本症例が第一例であると考えた.
日本内科学会会誌
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