浅ノ川総合病院腎臓内科
2010 年 99 巻 5 号 p. 970-976
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運動が原因の急性腎不全は,これまでマラソン・登山など長時間の激しい運動で,大量の横紋筋融解が起こり,その結果生じるミオグロビン尿性の急性腎不全が知られていた.しかし,近年,短距離の全力疾走などほとんど横紋筋融解が関与しない無酸素運動による非ミオグロビン尿性急性腎不全が知られるようになった.これは,運動後急性腎不全(ALPE)と呼ばれ,激しい背腰痛・嘔気を訴え,救急外来を受診することが多い.血清クレアチニンと尿酸値の測定が必要である.
日本内科学会会誌
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