東北大学大学院医学系研究科血液・免疫病学分野
2010 年 99 巻 6 号 p. 1282-1286
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感染症などの炎症においては,ペプチドホルモンであるヘプシジンが分泌され,鉄の吸収・再利用が抑制される.また,細菌の鉄獲得を阻止するために様々な競合分子の発現が誘導される.この鉄動態の変化は,感染に対する防御機構として,また鉄の組織障害を回避する手段として有効であるが,長期間にわたる鉄利用サイクルの抑制は,慢性貧血の原因となる.
日本内科学会会誌
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