日本内科学会雑誌
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VI.抗ウイルス薬
2.抗インフルエンザ薬
渡辺 彰
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2010 年 99 巻 7 号 p. 1583-1588

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抄録

2009年春から世界に蔓延した新型インフルエンザでは,抗インフルエンザ薬を最も積極的に使用したわが国の致死率が最も低く,その意義は重要である.既存の薬剤に加えてこの1~2年で新規の薬剤(ペラミビル,ラニナミビル,ファビピラビル)が相次いで実用化されるが,前2者がノイラミニダーゼ阻害作用,後者がRNAポリメラーゼ阻害作用を有し,季節性のみならず新型のインフルエンザウイルスにも同等かそれ以上の効力を有する.

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© 2010 一般社団法人 日本内科学会
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