長崎大学第二内科
2010 年 99 巻 7 号 p. 1589-1596
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臓器移植や化学療法など医療の高度化に伴う深在性真菌症患者の増加はきわめて憂慮される問題で,特にアスペルギルスをはじめとする呼吸器真菌症は予後が著しく不良なためその対策は急がれる.アムホテリシンBが1960年代に登場して50年が経ち,複数の抗真菌薬が使用できる環境が整い,新たな治療やPK/PDに関するエビデンスも発表されている.本稿では,各種抗真菌薬の作用機序,特徴,実際の使用法,注意点などについて概説する.
日本内科学会会誌
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