日本内科学会雑誌
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アデニール化合物の作用機作の一面について
特に副賢機能との関連
丸本 晋伊地知 浜夫山下 昌哉不破 百合新田 俊子立川 道雄越智 幸男
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1960 年 49 巻 6 号 p. 650-652

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抄録

アデニール化合物の内科領域における臨床的応用は漸次拡大されつゝあるが,その作用機作は現在のところ殆ど解明されていない.私共は肝疾患に対する応用を企図し,これに関する臨床的並びに基礎実驗的研究を行ないしばしば報告したところである.本論文は肝Δ7p分画のP32の交替率を指標として,副腎機能との関連について追究したものである. AMPとATPはその生体反応に及ぼす作用は相似ではあるが,その作用発現機作は若干異なりAMPは副腎剔出動物でも肝Δ7p分画の代謝活性を増大せしめるが, ATPにはかゝる作用がみとめられない.このことからAMPとATPの作用機作に若干の相違があるものと推論した.

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