日本内科学会雑誌
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下垂体副賢皮質系の中枢性調節にかんする研究
大脳辺縁系電気刺激時の頸靜脈血中ACTH及び副腎靜脈血中17-OHCSの変動について
大沢 仲昭
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1963 年 52 巻 6 号 p. 646-656

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抄録

モルフィン前処置犬の頚静脈血中ACTH濃度および副腎静脈血中17-OHCS濃度, outputを直接指標として,下垂体副腎皮質系の中枢性調節機序にかんし,主に大脳辺縁系の意義につき検討を試みた。まず,モルフィン前処置2~2.5時間後,下垂体副腎皮質系の急性実験に適用しよる,比較的よく安定した実験条件がえられることを指摘した.なお大脳辺縁系のうち,前頭葉眼窩面後部,扁桃核群は下垂体副腎皮質系を賦活促進し,これに反して,海馬は抑制的に作用し,大脳辺縁系のこれらの部位は,視床下部を,さらにintegrateする高位の中枢として,下垂体副腎皮質系調節機構面で重視される.

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