日本内科学会雑誌
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血小板増加,凝固系の異常を有し,腎血管性高血圧症を合併した腹部大動脈閉塞症(Leriche症候群)の1例
羅 英杉土橋 卓也小林 和夫瀧下 修一藤島 正敏渋谷 恒文岡村 孝三笠 昭
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1986 年 75 巻 12 号 p. 1843-1844

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抄録

症例は28才,男性. 22才頃より間欠性跛行あり,昭和59年10月高血圧を発症し当科に入院した.血管造影で,腎動脈分岐部から腸骨動脈分岐部直上までの大動脈の完全閉塞と両側腎動脈起始部の高度狭窄を認めた.検査所見では血小板増加および凝集能の著明亢進, PT, APTTの延長を認めた.本症例の腹部大動脈閉塞の成因に血小板増加,および機能亢進の関与が考えられ,若年発症であることも合わせてまれな症例と考えられた.

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