聖マリアンナ医科大学第一内科
聖マリアンナ医科大学第一病理
自衛隊中央病院内科
1987 年 76 巻 11 号 p. 1730-1737
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動悸を主訴として来院した子宮平滑筋肉腫摘出患者に,心エコー検査を施行し,右室腔内巨大腫瘤エコーを認めた.以後,約1年間の臨床経過と心臓・脳・脊髄の転移性腫瘍の推移を観察した.死後,剖検によって,腫瘍の部位・性状の確認と原発巣と転移巣(心臓)における腫瘍細胞の類似性を確認した.子宮平滑筋肉腫の心臓転移は,まれであり,また,臨床症状に乏しい.したがって,生前に診断し,その臨床経過を観察し得た報告は,きわめてまれである.
日本内科学会会誌
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