国立循環器病センター内科腎高血圧部門
1987 年 76 巻 12 号 p. 1883-1884
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全身性肥満細胞症はまれな疾患であり,日本での報告例は極めて少ない.症例は49才,男性.発作性の皮膚紅潮,動悸,呼吸困難を主訴とした.発作は入浴, morphine静注により誘発され,発作時の血漿histamineは高値を示した.皮膚生検組織では軽度の肥満細胞の浸潤が見られた.抗アレルギー薬のketotifenあるいはhistamine受容体拮抗薬が発作の軽減に有効であった.
日本内科学会会誌
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