日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
急性心筋梗塞における血漿N-acetyl-β-D-glucosaminidase (NAG)活性の臨床的意義
簗田 葉子片桐 敬梅沢 裕美子佐藤 龍次後藤 英道新谷 博一
著者情報
ジャーナル フリー

76 巻 (1987) 4 号 p. 501-509

詳細
PDFをダウンロード (641K) 発行機関連絡先
抄録

急性心筋梗塞40例について血漿N-acetyl-β-D-glucosaminidase (NAG)活性およびアイソザイムを測定し,臨床的意義について検討した.血漿NAG活性は胸痛発作後15.1時間, 78.2時間にピークをもつ二峰性の経過を示した.第1ピークは壊死心筋に,第2ピークは壊死心筋に浸潤した炎症細胞に由来することが推定された.血漿NAGアイソザイムではA, Bの2 formが得られ,第1ピークのアイソザイムでは健常者に比較してB formの増加がみられた.急性心筋梗塞犬の虚血部心筋のアイソザイムでも非虚血部心筋に比較してB formの増加がみられ,急性心筋梗塞の血漿NAGの第1ピークのB formは壊死心筋に特異的であると考えられた.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事

オルトメトリクス
閲覧履歴
feedback
Top