大阪大学医学部第二内科
1987 年 76 巻 6 号 p. 884-885
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症例, 33才,男性. 29才よりBehçet病にて治療中.緩徐に進行する右心不全にて入院.精査にて左肺動脈基始部の完全閉塞,右肺動脈の高度の狭窄が判明,直ちに血栓除去術を施行.術後,右心不全症状は完全に消失した.手術時の肺動脈組織診により,肺動脈炎に伴う肺動脈血栓症の存在が確認された.本例は両側性肺動脈基始部にBehçet病に基づく閉塞病変を有するも,救命しえたまれな症例と考えられる.
日本内科学会会誌
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