岡山大学医学部第三内科
1988 年 77 巻 11 号 p. 1738-1739
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
膠原病疾患における血清フェリチン値の臨床的意義について検索中,異常な高フェリチン血症を伴い中年期に再燃した若年性関節リウマチ(JRA)の1例を経験した.症例は42才の男性で,発熱・多発性関節痛を主訴として入院し,明らかな感染巣は判明せず, JRAの再燃と判断しステロイド療法を開始した.臨床症状は改善し,同時に血清フェリチン値も正常値に復した.本症例はJRAの再燃時,異常な高フェリチン値を示したまれな症例である.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら