日本内科学会雑誌
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抗アセチルコリン受容体抗体価高値を呈した胸腺腫合併赤芽球癆の1例
向井 正也馬場 嘉美種市 幸二芝木 秀俊
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1988 年 77 巻 4 号 p. 583-584

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抄録

症例, 70才女性,昭和61年8月より体動時の動悸・全身倦怠感あり当科へ入院した.末梢血は網状赤血球を認めない大球性高色素性貧血を呈したが,白血球数・血小板数は正常であり,骨髄は赤芽球系の低形成を認めたが顆粒球系・巨核球系は正常であり,赤芽球癆と診断した.胸腺腫を認め,抗アセチルコリン受容体抗体価の著明高値を示したが,筋無力症状はなかった.赤芽球癆・胸腺腫・重症筋無力症の関連について検討を加えた.

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