高Lp (a)リポ蛋白血症とネフローゼ症候群による高コレステロール血症により17才で心筋梗塞,脳梗塞を合併したと思われるsystemic lupus erythematosusの1例

羽場 利博; 平井 淳一; 嵯峨 孝; 木藤 知佳志; 竹下 治生; 竹越 忠美; 山崎 義亀与

doi:10.2169/naika.77.591

羽場利博, 平井淳一, 嵯峨孝, 木藤知佳志, 竹下治生, 竹越忠美, 山崎義亀与

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1988 年 77 巻 4 号 p. 591-592

DOI https://doi.org/10.2169/naika.77.591

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抄録

症例は昭和54年11才でSLE発症, 55年よりネフローゼ症候群を呈した. SLEの経過良好であったが, 60年4月17才で脳梗塞, 11月心筋梗塞を合併した.血清総コレステロール379mg/dl,尿蛋白8.2g/日で, Lp (a)リポ蛋白は193mg/dlと著しい高値であった.長期のステロイド治療に加え,ネフローゼ症候群による高コレステロール血症,家族性高Lp (a)リポ蛋白血症が加わり,冠動脈硬化より心筋梗塞を起こしたと考えられた.

責任著者(Corresponding author)

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