日本内科学会雑誌
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高ガストリン血症を呈した肝癌の1例
戸叶 嘉明吉井 恒雄橋本 博史廣瀬 俊一上原 直樹飯田 昇清水 一夫松本 道男
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1989 年 78 巻 10 号 p. 1490-1491

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抄録

患者は60才の男性で,悪心・体重減少を主訴に入院.超音波・CT・血管造影にて肝癌を認め,血中ガストリンが高値を示した.肝癌切除によりガストリン値は低下したが, 6カ月後に再発し,同時にガストリン値も再び上昇した.このように,肝癌の存在とガストリン値に相関を認め,高ガストリン血症と肝癌との関連が示唆された.

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