済生会前橋病院内科
1989 年 78 巻 12 号 p. 1801-1802
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症例: 49才,女性.貧血と出血傾向を主訴として来院.四肢の点状出血と汎血球減少を認め,再生不良性貧血の診断にて治療を行った.経過中に左肺上葉に肺炎様陰影が出現し,急性左心不全のため死亡した.剖検では大動脈弓部に鶏卵大の真菌性血栓があり内腔をほぼ閉塞しており急性循環不全をきたしたものと考えられた.本例のように真菌性血栓が大動脈を閉塞し急性循環不全をきたした例の記載はなく貴重な症例と思われたので報告した.
日本内科学会会誌
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