日本内科学会雑誌
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肥満を伴う本態性高血圧症における減食の降圧機序とinsulinの関与について
高橋 弘美久代 登志男梶原 長雄
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1989 年 78 巻 8 号 p. 1162-1167

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抄録

肥満を伴う軽症本態性高血圧症男女16例に対し,入院の上減食療法(1日2000kcalを5日間,その後800kcalを21日間)を施行し,体重,血圧, 1日尿量(UV),尿中ナトリウム排泄量(UNaV),尿中C-peptide排泄量(UCPR),および心エコー法による心係数(CI)を測定した.減食により9例は正常血圧化し,これらの例では減食開始3日目にUNaVの増加, 7日目, 14日目にCIの減少があり, 7日目以降にUCPRの減少が認められた.正常血圧化しなかった例を併せると, 7日目, 14日目の収縮期血圧の低下とUCPRの減少の程度は正相関した.

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