日本内科学会雑誌
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アゾセミドにて良好なコントロールを得た外傷性くも膜下出血後の慢性ADH分泌異常症(SIADH)の1例
山本 匡木村 時久太田 耕造飯竹 一広庄司 優井上 実佐藤 一俊太田 昌宏吉永 馨
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1989 年 78 巻 8 号 p. 1187-1193

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抄録

今回我々は,頭蓋骨骨折を伴う外傷性くも膜下出血後に,慢性SIADHを呈した1例を経験した.本例では,渇感の亢進を認めたため,水制限を解除し,アゾセミド投与+塩分負荷を試み, SIADHの良野なコントロールを得た.また,各種薬物投与を試み,様々な条件下で水負荷テストを施行し,血漿ADH, ANPの変化を観察したが,両ホルモン共に,薬物の影響を受けず,またANPは,直接病態には関与していないと考えられた.

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