日本内科学会雑誌
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粟粒結核に伴う汎血球減少症の1例
安田 厚子高桜 英輔牧野 博寺田 康人中村 忍
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1989 年 78 巻 8 号 p. 1201-1202

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抄録

抗結核療法のみにより軽快した粟粒結核に伴う汎血球減少症の1例を経験した. 35才の男性.胸部X線写真上浸潤影およびび漫性の細顆粒状陰影を認め,著明な肝脾腫,腹水も出現.末梢血は汎血球減少を示し,骨髄穿刺で細胞成分の著明な減少と結核結節の存在を確認した.抗結核薬の投与にて結核,血液所見とも改善し,汎血球減少症の原因として粟粒結核を認識し早期治療を行うことの重要性を示した.

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