日本内科学会雑誌
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血小板減少による出血症状にて発症した脾サルコイドーシスの1例
高山 哲治茂木 良弘由崎 直人村松 博士渡辺 直樹高後 裕新津 洋司郎
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1989 年 78 巻 8 号 p. 1203-1204

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抄録

症例は57才,女性.歯肉出血および右下肢の出血斑を主訴に来院.血小板数の著明な低下を認めITPの診断のもとに摘脾を行ったところ,脾臓に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めサルコイドーシスと診断された.本症例は,サルコイドーシスに特徴的な皮膚症状,眼症状および呼吸器症状を認めず,血小板減少による出血症状が唯一の症状であったが,その原因として抗血小板抗体による破壊が推察され,極めてまれと考えられた.

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