日本内科学会雑誌
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急性肝炎症状で発症した高令者ルポイド肝炎の1例
田村 香織白井 睦訓高瀬 泰造香川 博幸渡辺 精四郎西岡 幹夫
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1989 年 78 巻 8 号 p. 1207-1208

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抄録

症例は69才女牲.初診時黄疸,腹水を認め,トランスアミナーゼ, γ-グロブリン高値, LE細胞現象,抗核抗体,抗DNA抗体,抗マイクロゾーム抗体が陽性であった.肝生検組織所見では, bridging necrosisと著しい円形細胞浸潤を認め,小葉改築傾向を伴う初期肝硬変の像を示した. 69才という高令で,急性肝炎症状を呈しルポイド肝炎が発症し,臨床的には初発と思われたが,組織所見では肝硬変への進展傾向がみられた.

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