名古屋大学医学部第一内科
名古屋大学医学部神経内科
1990 年 79 巻 12 号 p. 1739-1740
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症例は60才,女性,臨床症状と合致しないfree T3の異常高値を呈したため,抗T3自己抗体の存在を疑い検討したところ, IgG型の抗T3自己抗体の存在を証明し得た.本症例ではtotal T3値はPEG法, 2抗体法とも正常範囲内であったため,本抗体のT3に対する親和性は比較的低いものと考えられた. free T3値のみ異常高値を呈した抗甲状腺ホルモン自己抗体の報告はなく,貴重な症例と考え報告した.
日本内科学会会誌
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